年金はできれば繰り下げ受給を選びましょう!

公的年金の支給開始年齢は、年齢によって決まっています。
厚生年金の開始年齢

ですが、65歳よりも早く受け取るのを 繰り上げ受給と言い、1か月早めるごとに0.5%も減額されます。例えば60歳から受け取ると30%も減額されます。反対に遅らせるのを 繰り下げ受給と言い、1か月遅らせるごとに0.7%も増額されます。70歳から受け取ると42%も増額されます。(2019年10月現在 70歳以降も繰り下げられるようにする議論がされてます。その場合 1か月 0.7%よりも さらに優遇されるそうです)

一度もらい始めた年金は もう変更できずに、死ぬまでその金額です(マクロ経済スライド分を除く)。2019年時点で 60歳の方の半分くらいの方が、100歳以上生きます。これは 年々伸びていて、今のお若い方が 受給する頃には、もっと多くの方が、100歳以上生きるようになっていると思います。

繰り上げ受給すれば、その減った年金を死ぬまでもらい続ける事になります。逆に 繰り下げ受給すれば、増えた年金をもらい続ける事になります。勿論 早死にすれば払い損になってしまいますが(支給条件を満たせば 遺族に遺族年金や一時金が出ますが)。65歳以降は いつでも、65歳からもらったことにする事が可能です(未支給分は一時金として受給できる)。ですので 65歳までの時点で、余裕があれば できる限り受給開始年齢を遅らせる事を、強く推奨します。

公的年金は、損得で考えるのでなく 長生きした場合の保険と考えるべきだと 私は思います。80-90歳以上になれば、不動産収入等の不労所得のある幸運な人以外は、年金が主な収入源になると思います。そんな時 たとえ毎月5-6万円の国民年金であっても(厚生年金はもっともらえます)、安定した収入があるのは 大きな助けになり、非常に心強い事だと私は思います。

大変残念ながら 現在1%くらいの方しか、繰り下げ受給を選択してないのだそうです。私は 繰り下げ受給を選んで、もし早死にしたら 幸運にも長生きした方へボランティアができたと思って、あの世へ行こうと思ってます(笑)。

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